病気紹介

心雑音のLevine分類って?

2022/02/25/

心雑音は、弁の構造異常や、心臓の中の欠損孔の存在、血流の異常等によって生じます。
※心雑音って?の記事はこちら

本日は心雑音の強度を示す指標として使われる、Levineの分類についてご説明したいと思います。
診察時に聴取された心雑音は、その子の心雑音の経過を正確に把握するため、客観的に記録する必要があります。
Levine分類では、1/6~6/6まで、6段階で心雑音の大きさを表します。

1/6:最も微弱な心雑音。注意深く診察したときにのみ聴き取れる。
2/6:聴診器を当てた途端に聴きとれるが、弱い心雑音。
3/6:中等度の心雑音で、明確に聴取できる。
4/6:強い心雑音で、明確に聴取でき、スリル(振動)を蝕知できる。
5/6:非常に強い心雑音。聴診器を胸壁から離すと聴取できない。
6/6:非常に強い心雑音。聴診器を胸壁から離しても聴きとれる。

上記のように4/6以上の心雑音だと、胸壁を触った際にスリル(振動)が蝕知できます。
心雑音の大きさだけでは病態は確定できませんが、4/6以上の心雑音だと、逆流や短絡の血流量が多いと予測できます。
詳しい病態は、聴診を含む身体検査に加え、胸部X線検査や心臓超音波検査など合わせ、総合的に評価していきます。

当院では隔週で循環器診療を行っております。
気になる症状がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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