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猫の不妊去勢手術費助成制度について

2021/08/30/

猫の不妊去勢手術費助成制度について

足立区では、猫の不妊去勢手術費助成制度を実施しています。
区内の協力動物病院で実施する不妊去勢手術の費用の一部を助成する制度です。
この制度は、ノラ猫だけでなく、飼い猫さんでもお使いいただけます。
当院もこの不妊去勢手術協力病院となりましたので、猫ちゃんの不妊去勢手術をお考えの方は、ぜひご利用ください。
またご来院の際は、区から発行された「猫の不妊去勢手術費助成承認通知書」、「猫の不妊去勢手術依頼書」、「猫の不妊去勢手術完了届」を必ずお持ちいただくようにお願いいたします。
※手術は予約制ですので、ご希望の日にちに添えない場合もございます。余裕をもったご来院をお願いいたします。

助成金額(1頭あたり)
不妊手術(メス) 4,000円
去勢手術(オス) 2,000円

足立区在住の方がご利用いただけます。
ただし、手術する前に申請しないと助成金の対象となりませんので、必ず事前に足立区へ申請をお願いいたします
承認には有効期限がありますので、ご注意ください。
※申請から手術までの詳しい流れについては下記の足立区のHPをご確認ください。
足立区HP「猫の不妊去勢手術助成金制度について」

どうしてこんな制度ができたの?

何故このような制度があるかというと、足立区によると、保健所にノラ猫が増えて糞尿や鳴き声などで困っているという相談が多数寄せられたためのようです。
不妊去勢をしていないノラ猫同士では、当然繁殖が進み、糞や鳴き声の被害が出てしまいます。
飼い猫であっても不妊去勢手術をしていないまま外に出すと、雄であれば他の猫に子猫を生ませてしまう、繫殖期のケンカによる怪我や感染症、鳴き声、マーキング等の問題が起こります。
雌猫であれば、望まない妊娠をしてしまいます。
もし生まれた子を飼いきれず、外に捨ててしまうようなことがあれば、更に不幸が連鎖してしまいます。
近年では猫の飼い主様に、外へ出すことのリスクが広く認識されてきたこともあり、完全室内飼育化が進んでおり、生涯全くお外に出す予定のない猫ちゃんがほとんどかと思います。
そのような猫ちゃんも、不妊去勢には以下のメリットがあります。

不妊去勢手術をするメリット・デメリット

雄のメリット

・性的な欲求のストレスがなくなる
個体差も大きいですが、生後 6ヶ月頃に性成熟を迎えると、男の子は発情した女の子に刺激されて大きな声で鳴いたり、お尻を上げた姿勢で尿をあちこちにかけるスプレー行動(マーキング)をするようになります。
家の中で飼育している場合、女の子に出会うチャンスはなく、この状況は猫にとって大きなストレスです。
去勢手術をすれば、こうした果たせない欲求のストレスはなくなります。

・攻撃性が緩和され、問題行動が少なくなる
適切な時期に去勢手術を行うと、性ホルモンからくる攻撃性が緩和され、怒りっぽさや、他の猫とのケンカなどの問題行動が少なくなることがあります。
本人の性格上の問題や、去勢する時期が遅れると、攻撃的な性格に変化が見られない場合もあります。

・病気の予防
去勢手術によって、精巣腫瘍等の予防効果があります。
ただし、未去勢であっても生殖器系の病気の頻度は犬よりも稀な為、猫の場合病気の予防より、行動学的な理由が去勢の主な理由と言えます。

雌のメリット

・予定しない妊娠の回避
猫が外に出る場合はもちろんのこと、室内飼育であっても他の猫の侵入や、脱走などが原因で妊娠してしまうことがあります。
猫は交尾の刺激によって排卵するため、交尾をした場合かなりの確率で妊娠をします。
万が一、知らないうちに外で子猫を産んでしまっていた場合には、子猫たちは、ノラ猫として殺処分の対象となってしまうこともあります。

・発情期のストレス軽減
女の子の猫は、個々に差はありますが、春から夏にかけて年2、3回ほど発情期を迎えます。
その間、高い声で鳴いたり、人や物にさかんに身体をこすりつけて甘えたりなど日常の行動に変化が見られる他、興奮した状態が続く、食欲が落ちるなどの変化が起きます。
交尾できるわけではないので、発情自体がストレスになり、それが原因で体調を崩してしまうこともあります。
不妊手術を行うことで発情が起こらなくなり、発情期に見られる発情行動や体調の変化がなくなります。

・病気の予防
不妊手術を行い、卵巣・子宮を摘出することで、子宮蓄膿症等の生殖器疾患を防ぐことができます。
また、早期の不妊手術を実施すると乳腺腫瘍(乳がんなど)の発生リスクが下がると言われています。

不妊去勢手術のデメリット

・太りやすくなる
卵巣・子宮の摘出を行うと手術前よりも代謝が落ち、太りやすくなります。
手術前と同じ量をあげていても、太ってしまうことがあるため、専用のフードを与え、食事の総カロリーを減らすなど、配慮が必要です。
当院でも不妊去勢後用のごはんをご注文いただけます。

・手術、麻酔のリスク
不妊去勢手術は全身麻酔下で行います。
手術は複雑なものではなく、どの動物病院でも日常的に行われています。
術前に麻酔をかけられるか判断するための血液検査を行いますが、麻酔のリスクはもちろんあります。
しかし、病気の状態での麻酔とは異なり、リスクはそれほど高くないでしょう。

先生から一言

上記のデメリットを考慮しても、家中のスプレー行動(壁への排尿)等困った行動の予防や、命にかかわる子宮蓄膿症や乳腺腫瘍の予防ができることを考えると、やはり生後6ヶ月過ぎの不妊去勢手術をお勧めします。
詳しくは獣医師までお気軽にご相談ください。

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※不妊去勢手術についての詳しい記事は近日公開予定です。
※犬と猫の乳腺腫瘍についての詳しい記事はこちら

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