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犬のアトピー性皮膚炎ってどんな病気?

2021/07/05/

さて、本日は病気について解説いたします。
今回は「犬のアトピー性皮膚炎」。
犬のアトピー性皮膚炎とはどのような病気なのでしょうか?
また検査や治療はどのように行うのでしょうか?
是非ご一読ください。

犬アトピー性皮膚炎とは

かゆみを引き起こすワンちゃんの皮膚病は様々な病気があります。
その中でアトピー性皮膚炎は、ハウスダストやカビなどに対し体が過敏に免疫反応を示し、かゆみを繰り返し起こす病気です。
遺伝的素因が関わっており、生後3歳頃までに最初の症状が出るのが一般的で、生涯付き合って行く必要があるため、継続した治療が必要です。

犬アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎は、様々な原因が絡み合って痒みを引き起こします。
アレルギーの原因物質(アレルゲン)の存在…ハウスダストマイト、花粉、カビ類等
皮膚のバリア機能の低下…アトピー犬では皮膚の水分を保つセラミドが少ない
侵入したアレルゲンに体が異常な反応を示す…アレルギー体質

これらを主体とし、食事への有害反応、菌の増殖、かゆみの神経の発達、精神的要因などが皮膚炎悪化の原因として考えられています。
そのため、治療もこのどれか1つに対してではなく、総合的な治療を行なう事が大切です。

犬アトピー性皮膚炎の診断

犬アトピー性皮膚炎の診断は、犬種、年齢、病歴や発症部位などから疑い、他の痒みを引き起こす病気を除外することで診断します。
除外すべき病気として
1 ノミ、疥癬、ニキビダニ等外部寄生虫の寄生
2 細菌や真菌などの皮膚の感染症
3 食物アレルギー
が挙げられます。

以上の3つが除外された場合、更に以下の診断基準に合致していることを確認します。
・3歳以下での発症
・室内飼育
・前足に病変がある
・耳介に病変がある
・耳介辺縁は病変がない
・腰背部は病変がない
・発症時は皮膚病変がなく痒みのみ

また、アレルギー検査を行い、アレルギー反応を起こす原因を調べる場合もあります。
アレルギー検査のみでアトピー性皮膚炎を診断することはできませんが、避けるべきアレルゲンを予測し、治療に役立つことがあります。

犬アトピー性皮膚炎の治療

犬のアトピー性皮膚炎の治療は大きく3つに分けて考えます。
1 痒みを抑える治療…痒みが強い場合、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)やオクラシチニブ(分子標的薬)などを用いる。
2 スキンケア…低刺激性のシャンプーで皮膚を清潔に保ち、保湿を行う。また、必須脂肪酸サプリメントで皮膚バリア機能を強化する。
3 増悪因子を避ける…皮膚の細菌感染や真菌感染があればそれらの治療を行う。アレルギー検査の結果に基づくアレルゲンを回避する。

先生から一言

ある特定の薬のみで、全ての犬の治療ができることはなく、症状や状況に応じて、その犬に適した治療を行う必要があります。
犬アトピー性皮膚炎は、生涯にわたる治療を必要とし、治療中も症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあります。
治療には様々な選択肢がありますので、ご家族と相談させていただき、さまざまな治療法について検討しながら治療を行います。
皮膚が赤い、皮膚を掻いたり舐めたりしている、治療すると良くなるけど止めるとまたかゆくなる等の症状がありましたら、獣医師までご相談ください。

いかがでしたか?
おウチのわんちゃんが皮膚を掻いたり舐めたりしているなど、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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