【症例紹介】スケーリング(歯石除去)
2022/10/15/
症例
トイプードル、去勢オス、3 歳 8 か月
主訴・経過
口臭がする
身体検査
全体的に歯石の付着が認められた
治療方針
オーナー様と相談の上、全身麻酔下でのスケーリングを実施することとした
※術前の歯の状態…スケーリングを受けられる患者様の中では、比較的見た目の歯石付着 具合は軽度な方ですが、オーラストリップ検査では最も高いチオール濃度を示しています。 オーラストリップ検査では、口臭の原因質、口腔内嫌気性菌の代謝産物であるチオールを可 視化し、口腔内衛生管理の指標となります。
※術後…歯石が除去されています。
超音波の機械を用いて歯石を除去したのち、研磨剤とブラッシングの機械を用いてポリッ シングし、表面をツルツルにして、再度歯石が付着するのを遅らせるよう試みます。
先生から一言
人でも毎日歯磨きやデンタルフロスを1日に複数回行っていても、半年に一度は歯医者さんでスケーリング等のクリーニングを受けていないと歯石がついてしまうかと思います。
ワンちゃんやネコちゃんでは、毎日しっかり歯を磨くこと自体が難しい上に、口内環境が人と違い、歯垢が歯石に変わる日数が人より短いと言われています。
人では歯垢が歯石に変わる日数は20日ですが、ワンちゃんで3~5日、ネコちゃんで約7日との報告があります。
歯石が付着したざらざらの表面には更に歯石が付きやすくなり、悪循環に陥ります。
また、数年に1度全身麻酔下でスケーリングをしていた子の方が長生きしたというデータもあります。
スケーリングをお考えの方は、詳しくご説明致しますので獣医師までお問い合わせください。
足立区東和にある亀有東和動物病院。
足立区東和、中川、大谷田、谷中、葛飾区亀有から多くの方にお越しいただいております。
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