猫の回虫症ってどんな病気?
2022/05/25/
猫の回虫症ってどんな病気?
「猫回虫」と呼ばれる、白くて細長いヒモ状の寄生虫が、主に小腸に寄生する病気です。
幼虫を体内に持っているネズミなどのげっ歯類などを食べることで感染したり、母猫の乳汁から感染する場合もあります。
猫回虫は犬には寄生しませんが、ネコ科動物や人に寄生することが可能です。
少数寄生では症状がないことも多く、多数の寄生では下痢、便秘、嘔吐、食欲不振などの症状がみられることもあります。
成虫の虫体が便や吐物に出ることや、糞便検査で顕微鏡上の虫卵を確認することで診断します。
治療は滴下薬(製品名:レボリューションプラス、ブロードライン等)や、内服薬(製品名:ドロンタールプラス等)で行います。
感染すると完全駆虫が困難なことも多く、予防が最も重要です。
上記の滴下薬は、猫回虫と共に、ノミ・マダニ・犬糸状虫、鉤虫等の予防が可能な為、これからの暖かくなるシーズンは特に、月1回の定期駆虫をしていただくことがお勧めです。
写真:糞便検査で確認された猫回虫卵
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