犬猫ペットフードの種類と選び方
2021/12/29/
よくご飯って何あげたらいいのかしら?
という質問をいただきますのでペットフード選び方についてご紹介いたします。
市販のペットフードには、与える目的によって種類があります
総合栄養食
皆さんが想像するペットフードです。大きさも形も色んなタイプがあります。
毎日の主要な食事として与えることを目的としたものです。
新鮮なお水と一緒に与えることで、ワンちゃんねこちゃんの健康を維持できるようにバランスを整えます!
療法食
病気に合わせたペットフードです!
治療などの際に栄養学的なサポートをするために、治療内容に合わせて栄養成分を調節し補助するためのフードです。
処方には獣医師の指導が必要になります。
間食(おやつ)
簡単に言うと、おやつやスナックにあたります。
コミュニケーションの手段や、ご褒美として与えるものです。
おやつにも色々種類がありますが、欲しがるままにあげずに必要な栄養バランスを損なわれないように注意しましょう!
その他の目的食
上記に書いてある、【総合栄養食】【療法食】【間食】に当てはまらないものになります。
総合栄養食ではない缶詰や栄養補給のサプリメントなどが当てます。
製品のパッケージには【総合栄養食】【間食】【療法食】【その他の目的食】など、記載がある場合がありますのでしっかり確認してから購入しましょう!
本題のペットフードの選び方です!
結論的に、総合栄養食であれば健康維持に必要なバランスがよく含まれているのでどのタイプを選んでも大丈夫です。
子犬子猫と成犬成猫ではフードが違うのはご存知かと思いますが、年齢によってフードも変わってくるんです!
まずは、ペットの成長段階(ライフステージ)にあっていることを必ず確認しましょう!
哺乳期(授乳期):生後30日まで
母乳または代用乳
おうちで生まれた子や野良の子猫見つけてご飯をあげる場合は哺乳期用のミルクをあげましょう!
離乳期:生後20~60日まで
離乳食または子犬子猫用のフード
歯が生え始めた離乳期では、飲み込みやすい柔らかいご飯にしましょう!
成長期:1歳頃まで(大型犬では1歳6ヶ月頃、超小型犬ではだいたい10ヶ月齢)
子犬用、子猫用(成長期用)のフード
離乳期と成長期では栄養素が変わってきますので、成長期用のフードに切り替えましょう!
成犬期:1〜7歳頃
成犬用、成猫用フード
シニア期(高齢):約7〜10歳以降
シニア用フード
個体差はありますが、シニア用のフードに切り替えましょう!
シニア用フードには、胃の負担を減らしたものや脂肪少なめのフードなのがあります。
ウェットフードとドライフードどっちがいい?
水分量がどのくらい含まれているかによって、ドライタイプ、ウェットタイプ、セミモイストタイプの3種類にわけられます。
・ドライタイプ
水分量が10%以下のフードで通称カリカリと呼ばれています。
保存がきいて安く、あげる時に手間がかからないのでオススメです。
・ウェットタイプ
水分量が60〜80%のフードで缶詰などに入っていることが多いです。
水分量が多い分香りがいいので、食べつきがいい傾向があります。
デメリットとして、歯につきやすいため歯磨きをしっかりできない子は歯周病になりすくなる可能性があります。
・セミモイストタイプ
水分量が25〜30%ほどのフードで半生タイプとも呼ばれています。
ドライタイプとウェットタイプの中間で、見た目はドライタイプの粒状が多いです。
歯の状態が良くない、お水をあまり飲まない、下部尿路疾患になりやすい子にはウェットフード
なんでも喜んで食べてくれる子はドライフード
好みや愛犬愛猫のライフステージに合わせてあげましょう!
ポイント
・年齢やライフステージによってフードが変わるので、製品に記載されている用量を守って与えましょう!
・好みの粒の大きさ、形が異なるので体の大きさや歯の状態に考慮したフードにしてあげましょう!
・フードの種類に関わらず、新鮮なお水はいつでも飲めるようにしてあげましょう!
・フードを何に変えても食べてくれない、いつも好んで食べていたものを食べなくなったら、病気の場合もあるので、1度受診をオススメします。
・獣医師から療法食を食べるように指示されていて、好んで食べてくれない場合は他メーカーさんの療法食サンプルもございますので当院までご相談ください。
足立区東和にある亀有東和動物病院。
足立区東和、中川、大谷田、谷中、葛飾区亀有から多くの方にお越しいただいております。
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