病気紹介

心臓の大きさの指標、VHSって?

2022/02/28/


レントゲン検査を行い、心臓の大きさを評価する際、様々な指標がありますが、その中でも最も多く用いられる指標に、「VHS」という方法があります。
これは、椎体の長さを基準にして、心臓の大きさを計測する方法です。
具体的には心臓の長軸の長さ(L)、短軸の長さ(S)を測定し、L+Sが第4胸椎から椎体何個分に相当するか数えます。
正常値は9.7±0.5という報告もありますが、一般的に10.5以上なら心臓の拡大の疑いが強く、11.5以上の場合、心臓が気道を圧迫している可能性が高いと言われています。

ACVIM Consensus Statement Guidelinesという、アメリカ獣医内科学会による、犬の粘液腫様変性性僧帽弁疾患に対する診断、治療ガイドラインでも、ステージ分類に用いられている指標です。
※犬の僧帽弁閉鎖不全症について、詳しくはこちらをご覧ください。

ただし、椎体の奇形がある場合には使用できないことや、犬種によって基準値に差があることから、それらも考慮して結果を評価していきます。

 

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