便検査受けてみませんか?
2022/01/26/
便検査はその名前の通りうんちの検査です。
当院では下痢をされている患者さんに便検査をおすすめしておりますが、健康診断として便検査を行うこともできます。
検査の前に!
うんちの状態をいくつかご紹介します。
お電話でご相談いただくときなどにより伝わりやすくなります。
・軟便
形はあるけれど掴めないくらいの柔らかさの状態
・泥状便
どろりとしていて形がない状態
・水様便
ペットシーツに吸いこまれるようなべしゃべしゃの状態
・粘液便
ゼリーのような腸内の粘液がうんちにくっついている状態
・血便
うんちに血が混じったり血がついている状態
便検査は最低でも小指の第一関節ほどのうんちの量があれば検査を行うことができますが、うんち自体の状態も観察しますので採れたもの全てをお持ちいただいて構いません。
より正しい検査結果を得るために、採れてからなるべく時間の経っていないうんちをお持ちください。
また、下痢をしている際にはうんちをご持参いただくことをお勧めいたします。
便検査の種類
院内でできる便検査には、直接法と浮遊法の2種類があります。
それぞれの特徴をご紹介します。
・直接法
うんちをスライドガラスに乗せ、顕微鏡で観察する検査です。
この検査では、寄生虫・原虫がいないか、食事の未消化物、細菌のバランスを確認することができます。
・浮遊法
うんちを飽和食塩水に溶かし、寄生虫の卵や原虫のオーシスト(原虫の卵のような状態)を浮遊させて集め、それを観察する検査です。
直接法より虫卵が検出しやすい検査でもあります。
このように直接法・浮遊法では観察できるものが違うため、2種類の検査をセットで行うことで病気の原因がよりわかりやすくなります。
最後に
便検査は犬・猫だけでなく、うさぎ、ハリネズミ、トカゲ、カメなどのエキゾチックアニマルにも行うことができますので、お気軽にご相談ください。
また、お迎えしたばかりの子には寄生虫がいる場合もありますので、新しくペットをお迎えした際には健康診断も兼ねて便検査を受けていただくことをお勧め致します。
足立区東和にある亀有東和動物病院。
足立区東和、中川、大谷田、谷中、葛飾区亀有から多くの方にお越しいただいております。
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